SUNSET'99

991231
いよいよ今年も残すところ後わずかになりました。
息子と凧をもって、99年との別れを告げに海岸に行きました。
陸風にのった凧は美しい夕焼けに向かって、ぐんぐん高度を上げていきました。
風はさわやかですが、夕日を浴びてやっぱり暑いです。
水着姿の人々の視線が凧に集まります。正月を明日に、なんだか変な光景です。
ここコタキナバルの夕日はなかなかのものです。
しかし、午後から雲が広がることが多いため、真っ赤に空を染め上げる夕焼けに出会うことは希です。それだけに、180度に広がる夕焼けはなかなかの印象的です。
この夕日の美しさにそのまま居着いてしまった作家がいると言う話もあります。
遠き落日を眺めながら、来年はいい年になればと思わずにはおれません。
ところが、かつて夕日について話したところ地元の人はちょっとちがった 見方をするそうです。 カダザン族の人たちは、ボルネオ原住民のひとつですが、決して夕日をいいものばかりには思っていないそうです。
黄色に輝く夕日はともかく、真っ赤に染まる夕焼けはダメ。
ダメどころか、不吉な兆候と捉えるのだそうです。
かつてはカダザンを取り巻く部族衝突に始まって、
今では近隣諸国との不和を予感させるそうです。
マレーシアのお隣のインドネシアでは宗教対立による殺戮が今も続いています。
凧は風を受けて高く高く登っていきました。息子は無邪気にその様子に大喜びです。
夕焼けにこの年一年の平安を思い、来るべきMillniumが暮らしやすい年となるように思わずには おれません。 皆々様もよいお年を。

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