「herの発音」
990709
この写真、作業中の恵子さん(初貝先生担任の唯一の生徒)です。いったい何をやっているのでしょうか。恵子さんのやっていることはこの際問題ではないのです。彼女の口元をご覧ください。少々開き気味であることが確認できます。
実は彼女は作業をしながら私に英語の発音を教えているのです。
この恵子さん、日本語はもとよりマレー語、英語が堪能です。つまり3カ国語で会話ができるんです。ところが恵子さんが特別すごいかというと、決してそんなことはありません。ここマレーシアは多民族国家故に共通語のマレー語を始め、インド系のタミール語、中国系の中国語、イギリス占領でしたので英語もOKというお国柄です。したがってここサバ州でも、新聞は同じ紙面を英語版、マレー語版さらに少数民族のカダサン語版と3分冊(?)になっています。だから新聞が厚いです。したがって彼らは日頃より共通語のマレー語や英語、さらには家族で使う言語を日常生活の中で耳にしているのです。
恵子さんも生まれながらにしてお母さんとはマレー語で、お父さんとは日本語で、友達とは英語やマレー語、学校に入ってからは日本語と・・・そうした環境で生活してきたわけです。
さて、私たち日本人は生まれながらにして他国語を耳にする環境にありません。長年親しんでいるはずの英語も耳から覚えたものは、ビートルズのレッ・リッ・ビーくらいなもので、そのほとんどが活字から入っています。ですから、発音が極めて自分勝手です。ちなみに、なんでビートルズはレット イット ビーと発音しなかったのか疑問に思いませんでしたか?まあ、それはいいとして、学校での恵子さん、私の英語の発音をその都度チェックします。
彼女が発音しているのは「 her 」 Sheの所有格のherです。この写真はちょうどherと発音しているところ。
彼女をまねて「はぁー」と言うのですが、これが違う。「先生のherはため息のはぁ!」本当のは「ハァー」(もはや日本語では書けません!)
その日は二人して作業中ずっーと「ハァ」「はぁ」「ちがう!ハァ」・・・でした。
昨日はたしか「チョッコリット」。なんだか分かりますか?
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