ガムはゴムからできず
991011
東南アジアの産業、とりわけマレーシアで 忘れていけないのが、 目下、タイに次いで世界第2位の生産を誇る 天然ゴムです。
ご存じの通り、ゴム園が東南アジア全域で盛んに栽培されているのは、この地域がイギリス支配下にあったからですね。イギリス人がこの地にゴム産業を広めたわけです。
イギリスはプランテーション経営に必要な労働力を 支配力の及ぶ地域からたくさん集めます。 シンガポールやマレーシアにインド系住民が少なくないのはそうした理由からです。
インドはイギリスの植民地でしたからね。
さて、マレーシアにも東南アジアにもゴムはありませんでした。ゴムはアマゾンが原産です。ブラジル政府が保護し、その原木は輸出を禁止されていました。
ところが、この法をやぶり密かに持ち出ししたものがいるんです。盗人がいたんです。
彼はゴムの木を英国の国立植物園に持ち込み栽培に成功します。 折しも、車の車輪にゴムが使われゴム需要が高まってきた頃ですので、イギリスはアマゾンと同様な気候風土の東南アジアでの栽培に目を付けたわけで すね。
その後、東南アジアでプランテーションによるゴム栽培が広がりを見せ、
今日タイ、マレーシアといえばゴムと言えるくらいにプランテーションが発達しているのは、ご存じの通りです。
実際に、見学に行きました。 整然と植えられたゴムの木々は美しささえ感じました。 すっかりジャングルの一部、自然の一部のように感じました。(専門家にはまだまだなのだそうですが・・・)
ところで、小学2年生の素朴な質問、 ガムはゴムからできるんですか?
そんなわけ、ないでしょう!
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